養生の基本を実践することが重要です!【ブログ記事:養生訓より】

養生の基本を実践することが重要です!【ブログ記事:養生訓より】


「養生するには、まず心気を養わなければなりません。心を和やかにして、気持ちを穏やかにして、怒りと欲を抑え、悩んだり心配したりすることを少なくして、気持ちを損なわないこと。これが心気を養うために大切なことです。
 

また、横になってばかりいてはいけません。長時間、寝てばかりいると、気が滞ってしまい、身体をめぐることができないので、気をつけなければなりません。お酒はほんの少し、ほろ酔い程度を限度とすべきです。食事は腹八分程度にして、満腹になるまで食べるべきではありません。お酒、食事とも、節度ある限度を定め、それを超えて飲食すべきではありません。また、若いころから色欲を慎んで、精気を損なわないようにすべきです。精気をたくさん使ってしまえば、臍下丹田(せいかたんでん;心身の精気の集まるところ)の気が弱くなってしまい、元気(生命力)の源が絶えてしまい、必ず短命になってしまいます。
 

もし、飲食・色欲を慎まずに生活していれば、毎日、補薬(サプリメント)をとり、朝晩に食補(栄養剤)をとったとしても何の役にもたちません。


 

また、風寒暑湿の外邪(身体の外部からの影響)を怖れて防ぎ、節度ある生活を行い、食後には散歩をして身体を動かし、時々は腰やお腹をマッサージし、手足を動かし、労働して血のめぐりをよくして、飲食したものが消化されるようにするべきです。同じところにずっとじっとして座っていてはいけません。
 

これらのことは養生の基本です。養生は病気でないときに慎んで行うものです。病気になってしまってから、薬を使ったり、針灸を使うのは最後の手段です。まずは、これらの基本的なことを実践しなければなりません。」


 

~ 養生訓(貝原益軒) 巻第一 総論上より ~
上記は、私が趣味の範囲で訳したものです。


 

私自身、主治医から"体重を減らしなさい。その為には食事、特にご飯の量を減らしなさい。"といつも言われています。また、アルコールについても同様です。
 

それでも、食べちゃうんですよね。わかっているのに、"少しくらいならいいか"と欲を抑えられません。人間の欲とはそれほど強いんですよね。
 

頑張らねば!